重要なのは対人スキル

プロジェクトマネージャーはWBS/ガントチャート、EVM、CPMなど管理手法を使い、当初見積もり計画の妥当性と進捗把握をし続ける仕事だと思っているだろうか?
プロジェクトマネジメントで重要なのは、個・チーム・組織において役割を明確化し、ビジョンを統一し、メンバーの能力を最大限引き出すことにある。
その為に出来るだけ管理業務を楽にする為、各種ツール群があるだけである。

特に、リソースの配置や役割明確化などにおいて、卓越した対人スキルが求められる。
小さいプロジェクトであれば、強いエンジニアが引っ張るという所謂プロジェクトリーダー的な役割さえあれば、システム基盤開発からプロダクトを載せる所まで一気通貫で行う事が出来る。
スタートアップのCTOがプロジェクトマネジメントしていると豪語するのは、本質的な役割自体が「スタートアップ」というものに包まれ、メンバーも盲目的に動き出すからであって、役割を担っていないからである。

これが大規模になればなる程、先行きの不透明さやビジョン浸透などに力を注ぎ一致団結した状態をキープする事が重要になる。